アンソロジー
『国道1号線怪談』 大島てる、黒木あるじ、田中俊行、村田らむ、夜馬裕、吉田悠軌/2025年/304ページ 通る者すべてを呑み込む実話怪談アンソロジー。 見慣れた道、見知らぬ恐怖。東京から大阪まで、東西を結ぶ日本の動脈・国道1号。この道は、古の東海道を…
『ドッペルゲンガー奇譚集 ―死を招く影―』 角川書店(編)/1998年/298ページ もう一人の自分に出会ったものは、近いうちに必ず命を落とすー。洋の東西を問わず、「自分の分身」にまつわる物語は世界各地で語り継がれている。現代日本を舞台にしたドッペルゲ…
『文藝百物語』 東雅夫(編)/2001年/306ページ 黄昏時。根津の路地裏に佇む古びた旅館。迷路のような廊下を辿り、ある一室に赴く八つの人影。結界が張りめぐらされ、蝋燭が灯されたその部屋で、彼らは深まる夜のなか、次々と怪異体験を語り始める。百話を完…
『慄く 最恐の書き下ろしアンソロジー』 有栖川有栖、北沢陶、背筋、櫛木理宇、貴志祐介、恩田陸/2024年/336ページ 主役級にこわおもしろいホラー、6作品! 角川ホラー文庫30周年を記念し、最大の恐怖を詰め込んだアンソロジー、待望の第3弾。有栖川有栖×霧…
『女たちの怪談百物語』 幽編集部(編)、東雅夫(監修)/2014年/326ページ 古い旅館、月明かりさえ届かぬ地下室。女性作家10人が集った。風が通るはずのない密室で、ろうそくの火が揺れる。誰もいない廊下から、誰かが覗く気配がする。心底恐ろしい百物語会99…
『血と薔薇の誘う夜に 吸血鬼ホラー傑作選』 東雅夫(編)/2005年/342ページ 優しく獲物を誘惑しては、首筋に牙をたて甘い鮮血を啜る永却の不死者、吸血鬼。エキゾティックでエロティックなその妖魅は、柴田錬三郎から三島由紀夫まで古今の人気作家たちを魅…
『亀裂』 阿刀田高、高橋克彦、荒俣宏、景山民夫、鈴木光司、綾辻行人、山崎洋子/1993年/268ページ 日常生活の裂け目に潜む極限の恐怖。現代ホラー小説の一つの到達点を示す七人の作家による七つの物語。 (「BOOK」データベースより) 「野生時代」に掲載された…
『堕ちる 最恐の書き下ろしアンソロジー』 宮部みゆき、新名智、芦花公園、内藤了、三津田信三、小池真理子/2024年/384ページ あらゆるホラージャンルにおける最高級の恐怖を詰め込んだ、豪華アンソロジーがついに誕生。宮部みゆき×切ない現代ゴーストスト…
『潰える 最恐の書き下ろしアンソロジー』 澤村伊智、阿泉来堂、鈴木光司、原浩、一穂ミチ、小野不由美/2024年/398ページ 希望も潰える恐怖がここに。全編書き下ろしの超豪華アンソロジー! 角川ホラー文庫30周年 記念刊行! ――「考えうる、最大級の恐怖を」…
『吊された男 異形アンソロジー タロット・ボックスⅢ』 井上雅彦(編)/2001年/392ページ ホラー・アンソロジーの魔王がタロットの図案をもとに編み上げるシリーズ、第3弾。今回のカードはアルカナ・ナンバーⅫ、≪吊された男≫。めまいがするほどの勢いで、次…
『魔術師 異形アンソロジー タロット・ボックスⅡ』 井上雅彦(編)/2001年/419ページ たった今、貴方は絵札を引き当てた。これは〈魔術師〉の絵札……。と、そう言って、「博士」は、長い指で、一枚を宙に翳す。アルカナ・ナンバー「Ⅰ」、これがすべての魔術の始ま…
『塔の物語 異形アンソロジー タロット・ボックスⅠ』 井上雅彦(編)/2000年/305ページ 私は、今ここに、少年の日の密かなる愉しみを再現しようとしているのかもしれない。タロット・カードを創ろうというのである。テラー博士よろしく、オムニバスの物語を…
『二十の悪夢 角川ホラー文庫創刊20周年記念アンソロジー』 小林泰三、恒川光太郎、藤木稟、朱川湊人、岩井志麻子、平山夢明/2013年/253ページ あらゆる恐怖を生み出し続けてきた角川ホラー文庫の創刊20周年を祝し、ホラーの名手たちが集結。“20”が導く新…
『七つのカップ 現代ホラー小説傑作集』 朝宮運河(編)/2023年/320ページ 現代ホラー小説30年の至宝を一挙収録。新世紀ホラーシーンへ! 『影牢 現代ホラー小説傑作集』に続く2010年代を中心に発表された傑作ホラー短編7選。小野不由美の“営繕かるかや怪異譚…
『影牢 現代ホラー小説傑作集』 朝宮運河(編)/2023年/336ページ ホラー界をリードする作家らの代表作ばかりを収録したオールタイムベスト 『七つのカップ 現代ホラー小説傑作集』と対をなす傑作ホラー短編8選。大都会の暗い水の不気味さを描く鈴木光司の「…
『日本ホラー小説大賞≪短編賞≫集成2』 吉岡暁、曽根圭介、雀野日名子、田辺青蛙、朱雀門出、国広正人/2023年/368ページ 《大賞》では測れない規格外の怖さ、ここに集結。 日本ホラー小説大賞、角川ホラー文庫の歴史を彩る名作たちがまとめて読める! 町会館…
『日本ホラー小説大賞≪短編賞≫集成1』 小林泰三、沙藤一樹、朱川湊人、森山東、あせごのまん/2023年/400ページ ホラー小説の礎を支えた《短編賞》。これを読まなきゃホラーは語れない! 1994年から2011年まで日本ホラー小説大賞に設けられていた《短編賞》…
『闇夜に怪を語れば 百物語ホラー傑作選』 東雅夫(編)/2005年/340ページ 月のない晩、一堂に会した人々が百筋の灯心に火をともし、怪異を語り合っては、一話ごとに灯心を一筋ずつ消してゆく。やがて百話満了した真闇のただなかで、必ずや怪しい出来事が起…
『見知らぬ私』 綾辻行人、鎌田敏夫、鷺沢萠、篠田節子、清水義範、高橋克彦、松本侑子、森真沙子/1994年/230ページ 私は誰? まだ知らぬ私の扉が、ゆっくりと開かれていく…。人間にとってもっとも不思議な自分自身。その胸の奥底を揺さぶり、うち震わす、…
『愛の怪談 現代ホラー傑作選第7集』 高橋克彦(編)/1999年/273ページ 歪んだ愛がこの世に産み落とした恐怖――。怪奇と幻想に潜む人間の“愛”に光を当てた異色のホラー傑作選。三橋一夫「駒形通り」香山滋「木乃伊の恋」城昌幸「道化役」梶尾真治「玲子の箱宇宙」澁澤…
『奇妙な味の菜館 現代ホラー傑作選第6集』 阿刀田高(編)/1996年/395ページ こってりとした奇妙な味わい。逸品揃いの恐怖のメニューを、とくとご賞味あれ。収録作品志賀直哉「剃刀」芥川龍之介「さまよえる猶太人」横溝正史「あかずの間」結城昌治「惨事」中島敦「…
『HOLYⅡ ホラーコミック傑作選 第3集』 犬木加奈子、御茶漬海苔、風忍、谷間夢路、日野日出志/1996年/405ページ 日常と非日常が交錯する暗闇で、心の奥底に宿る残忍さと凶暴さが顔をのぞかせる…。狂気をはらみ、よこしまな計略を鮮烈に描くホラーコミック…
『闇の画廊 ホラーコミック傑作選第2集』 菊地秀行(選)/1996年/325ページ 闇に蠢く狂気と絶望、そして悲惨…。八人の巨匠が描くダーク・ギャラリー!! 時空を超えて、いま甦る傑作恐怖コミック集。〈収録作品〉関谷ひさし「恐怖の幻視人間ムーズ」武内つなよし…
『森の聲 現代ホラー傑作選第5集』 内田康夫(編)/1995年/290ページ 数々の名作を生んだ十一人の巨匠が、混迷の時代に神火を灯す森羅万象の世界。収録作品芥川龍之介「妖婆」石川淳「灰色のマント」泉鏡花「化鳥」折口信夫「神の嫁」川端康成「片腕」小泉八雲「青柳の…
『黒髪に恨みは深く 髪の毛ホラー傑作選』 東雅夫(編)/2006年/347ページ 髪は神に通ずる―古来、毛髪には玄妙不可思議な力が宿ると考えられてきた。豊かに波うつ女性の黒髪は、エロチックな美の象徴となり、恐るべき妄念の化身ともなって、多くの怪談やホラ…
『悪夢十夜 現代ホラー傑作選第4集』 夏樹静子(編)/1993年/322ページ 闇夜をますます深くする十の悪夢。古今の名作の中から選びぬかれた、逸品揃いの恐怖小説集。 収録作品 赤川次郎「私だけの境界線」 江戸川乱歩「恐ろしき錯誤」 木々高太郎「文学少女」 小池…
『HOLY ホラーコミック傑作選 第1集』 手塚治虫、美内すずえ、諸星大二郎、日野日出志、丸尾末広、内田春菊、花輪和一、永井豪、萩尾望都/1993年/377ページ 日本を代表する九人の巨匠たちが紡ぎ出す、「聖なる恐怖」。名作中の名作を厳選した待望のコミッ…
『魔法の水 現代ホラー傑作選第2集』 村上龍(編)/1993年/250ページ 現在を呼吸する九人の作家によって切り拓かれる、魅力的で怖ろしい九つの物語。 収録作品 村上春樹「鏡」 山田詠美「桔梗」 連城三紀彦「ひと夏の肌」 椎名誠「箱の中」 原田宗典「飢え…
『十(とお)の物語 現代ホラー傑作選第3集』 高橋克彦(編)/1993年/281ページ 現代怪奇小説の第一人者が、独自の恐怖観を持って選び出した本当に怖い話。 収録作品 山田風太郎「人間華」 山村正夫「魔性の猫」 三橋一夫「角姫」 夢野久作「卵」 岡本綺堂「…
『それぞれの夜 現代ホラー傑作選第1集』 遠藤周作(選)/1993年/283ページ 戦後の文学を築き上げた十人が織りなす、幻想と恐怖の宇宙。珠玉の十篇を収録。 収録作品 高橋克彦「遠い記憶」 三浦哲郎「楕円形の故郷」 黒井千次「音」 河野多恵子「雪」 澁澤…