シリーズ-妖琦庵夜話
『妖琦庵夜話 千の波 万の波』 榎田ユウリ/2023年/224ページ 東京下町にひっそり立つ妖琦庵。そこは妖人茶道家・洗足伊織の茶室だ。“管狐”の夷、“小豆とぎ”のマメとともに、穏やかな日々を過ごす伊織のもとへ、久しぶりに刑事の脇坂がやってきた。元水泳選…
『妖琦庵夜話 ラスト・シーン』 榎田ユウリ/2021年/288ページ 「ゲームをしよう。兄は守る。弟は奪う」父親である<鵺>に残酷なゲームを強いられる伊織。勝利条件は、弟で<鬼>の青目から、小鳩ひろむを守り抜くことだ。だが、刑事の脇坂は意識不明のま…
『妖琦庵夜話 顔のない鵺』 榎田ユウリ/2020年/256ページ 「御指を、いただきたく存じます」洗足伊織のもとに現れた老婦人は、妖人“鬼指”と名乗る。刃を手に、指をくれと迫りながらも、彼女はひどく怯えていた。他にも“シシン”、“天邪鬼”と、存在しないは…
『妖琦庵夜話 誰が麒麟を鳴かせるか』 榎田ユウリ/2019年/352ページ ヒトと僅かに異なる存在、妖人。SNSで妖人差別発言を繰り返していた男が殺された。遺体には、刃物で刻まれた謎のメッセージ。刑事の脇坂は、被害者と関わりのあった妖人団体を訪ね、…
『妖琦庵夜話 花闇の来訪者』 榎田ユウリ/2017年/352ページ ヒトと僅かに異なる存在、妖人。美貌と毒舌の妖人茶道家・洗足伊織は、「家族」との平穏をなにより愛していた。最近は“小豆とぎ”のマメが、食堂でボランティアを始め、心身ともに成長中だ。そん…
『妖琦庵夜話 グッドナイトベイビー』 榎田ユウリ/2016年/352ページ 茶室・妖琦庵の主は、隻眼にして美貌の洗足伊織。ヒトと僅かに違うDNAを持つ妖人だ。家令の夷、家事手伝いのマメと共に静かに暮らしていたが、“鬼”の属性を持つ青目にマメが襲われて…
『妖琦庵夜話 魔女の鳥籠』 榎田ユウリ/2015年/352ページ 都内に佇む茶室、妖琦庵。美貌の主・洗足伊織はヒトとは僅かに違うDNAを持つ妖人であり、ある特別な能力を持っている。一方、警視庁妖人対策本部(Y対)の刑事・脇坂は、不可思議な事件を耳に…
『妖琦庵夜話 人魚を喰らう者』 榎田ユウリ/2014年/320ページ 都内某所にひっそりと佇む茶屋『妖琦庵』。その主、洗足伊織は目を見張る美貌の持ち主だが、非常に偏屈な毒舌家でもある。『人間』と『妖人』を見分ける能力を持つ伊織のもとへ、正月早々、警…
『妖琦庵夜話 空蝉の少年』 榎田ユウリ/2013年/320ページ 妖怪のDNAを持つ存在、「妖人」。茶室「妖琦庵」の主・洗足伊織は、すば抜けた美貌と洞察力を持つ妖人だ。人間と妖人とを見分けるその力で、警視庁妖人対策本部、略してY対の捜査に協力してい…
『妖琦庵夜話 その探偵、人にあらず』 榎田ユウリ/2013年/320ページ 突如発見された「妖怪」のDNA。それを持つ存在は「妖人」と呼ばれる。お茶室「妖琦庵」の主、洗足伊織は、明晰な頭脳を持つ隻眼の美青年。口が悪くヒネクレ気味だが、人間と妖人を見…