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『女たちの怪談百物語』 幽編集部(編)、東雅夫(監修)/2014年/326ページ 古い旅館、月明かりさえ届かぬ地下室。女性作家10人が集った。風が通るはずのない密室で、ろうそくの火が揺れる。誰もいない廊下から、誰かが覗く気配がする。心底恐ろしい百物語会99…
『NIGHT HEAD/未来』 飯田譲治/2000年/668ページ 双海芳紀の肉体が崩壊し、意識の力で霧原兄弟に伝えた謎の言葉「ミサキデマツ」。その言葉は何を意味するのか?一方、ARKの奥原晶子は桐華高校に通う天元早紀枝に近づく。早紀枝は自分の感情をまわりに…
『死に髪の棲む家』 織部泰助/2024年/368ページ 幽霊作家の仕事のため出雲秋泰が訪ねた素封家の屋敷には、死者の口に毛髪を詰めるという奇妙な因習があった。折しも屋敷では身元不明の老人が髪の毛で首を吊る怪事件が発生、秋泰は死体の番をせよと裏山の番…
『バチカン奇跡調査官 天使と悪魔のゲーム』 藤木稟/2012年/288ページ 奇跡調査官の初仕事を終えた平賀は、ある少年と面会することに。彼は知能指数測定不能の天才児だが、暇にあかせて独自に生物兵器を開発するなど危険行為を繰り返し、現在はバチカン情…
『死相学探偵 最後の事件』 三津田信三/2021年/432ページ 黒術師の居所を突き止めるべく奔走する黒捜課のメンバーと俊一郎たちは、候補地の1つである孤島に渡った。見晴らし台を備える元別荘で待ち受けていたのは、どこか言動が奇妙なスタッフと、人数分…
『そこに、顔が』 牧野修/2010年/313ページ 「そこに顔が」そんな言葉を残して、大学教授だった高橋の父が自殺した。遺品整理で見つけた父の日記には、不気味な人体実験の経緯と、黒い影のような“顔”につきまとわれる妄想が書かれていた。その時ふと背後に…
『十二の贄 死相学探偵5』 三津田信三/2015年/384ページ 中学生の悠真は、莫大な資産を持つ大面グループの総帥・幸子に引き取られた。7人の異母兄姉と5人の叔父・叔母との同居生活は平和に営まれたが、幸子が死亡し、不可解な遺言状が見つかって状況は一…
『首吊少女亭』 北原尚彦/2010年/332ページ 英国留学中に、ネス湖へのツアーを申し込んだ女子大生の私。だが、参加者は日本人の私ひとり。ガイドが運転する車でネス湖へ向かうと、道路沿いに小さなパブが建っている。看板には「The Hanging Gi…
『五骨の刃 死相学探偵4』 三津田信三/2014年/336ページ 怖いもの好きの管徳代と峰岸柚璃亜は、惨劇の現場“無辺館”に忍び込む。そこは約半年前に、5種類の凶器による残忍な無差別連続殺人事件が起こった場所だった。館で2人を襲う、暗闇からの視線、意味…
『戯れる死者』 スティーヴン・ギャラガー/1993年/520ページ 九月の終わりのある日。一人の少年が河口に佇んでいた。少年・ニックの目が見つめていたもの――それは、水辺に打ち寄せられて腐敗した水死体だった。二〇年後、ニックは幼馴染みのジョニーと再会…
『叫(さけび)』 林巧/2007年/207ページ 東京湾岸埋め立て地で発生した死体遺棄事件を担当する刑事・吉岡は奇妙な感覚にとらわれていた。現場に残されたボタン、遺体の手首に残るロープの跡、すべてが奇妙な既視感を伴っている。おれは、何かを知っているの…
『四隅の魔 死相学探偵2』 三津田信三/2009年/352ページ 城北大学に編入して“月光荘”の寮生となった入埜転子は、怪談会の主催をメインとするサークル“百怪倶楽部”に入部した。怪談に興味のない転子だったが寮長の戸村が部長を兼ねており居心地は良かった。…
『ラスト・メメント 兵士と死』 鈴木麻純/2013年/287ページ お節介な写真家の卵・彩乃の誘いで、便利屋のバイトをすることになった和泉。老婦人の遺品整理を頼まれた先で、死を嫌悪する葬儀社の男・透吾と絵画蒐集のライバル・貴士に出くわす。故人の娘と…
『山内くんの呪禁の夏。夏の夕べに約束を』 二宮酒匂/2016年/240ページ 呪禁師の少女・紺によって、この世ならぬものが見える目にされてしまった山内くん。彼に呪いをかけた少年・青丹との対立や、自身の血の秘密といった出来事を経て、暑く長い夏が終わろ…
『こわい本8 異形2』 楳図かずお/2021年/352ページ この肉体の変異は、もう誰にも止められない。 千年後には地球が海に覆われ、人類は魚の姿になり生き延びる――予言を裏付けるかのように、エラや鱗、水かきを持った姿に 変貌していく青年の姿に戦慄す る「…
『雨晴れて月は朦朧の夜』 夢枕獏/1999年/269ページ 耽美で心に泌み通るような幻想怪奇小説集。言葉が紡ぐ恐怖の限界に挑む傑作ホラー短篇集。幻想怪奇小説家、夢枕獏の原点ともいえる短篇を多数収録した平成の雨月物語。 (「BOOK」データベースより) 「蛇淫」…
『こわい本6 怪物』 楳図かずお/2021年/368ページ 孤独な破壊者か、 未来を創造する救世主か? 生命をコントロールすることに取り憑かれた博士が創り出した怪物――破壊と暴力に満ちた一夜を描く「恐怖人間」。海辺の村で出会った少年と幼い怪獣が友情を育む…
『心理分析官』 和田はつ子/1998年/301ページ アメリカでFBI研修を終えようとしていた警視庁専属心理分析官・加山知子に至急帰国の命令が届く。捜査が難航する連続殺人事件のためだ。捜査権を与えられた知子は、妊婦を狙う残虐な手口の殺人犯を心理分析…
『亀裂』 阿刀田高、高橋克彦、荒俣宏、景山民夫、鈴木光司、綾辻行人、山崎洋子/1993年/268ページ 日常生活の裂け目に潜む極限の恐怖。現代ホラー小説の一つの到達点を示す七人の作家による七つの物語。 (「BOOK」データベースより) 「野生時代」に掲載された…
『弟切草』 長坂秀佳/1999年/340ページ 弟切草…その花言葉は『復讐』。ゲームデザイナーの公平は、恋人奈美とのドライブで山中、事故に遭う。二人がやっとたどり着いたのは、弟切草が咲き乱れる洋館だった。「まるで俺が創ったゲームそのものだ!」愕然と…
『貞子 3D ――再誕』 後藤リウ(著)、鈴木光司(原作)、保阪大輔・杉原憲明(脚本)/2013年/220ページ 安藤孝則と茜の間に、ひとりの娘が生まれた。それから5年…妻を失って別人のようになった孝則を気遣いながら、大学院生の安藤楓子は幼い姪・凪の面倒をみて…
『ルーム』 新津きよみ/2005年/262ページ 家族と絶縁状態だった姉が急死した。都会でたった一人で生きてきた姉。その部屋の後始末のため、マンションを訪れた友美は、驚くべきものを発見してしまう。それは段ボール箱に入れられた幼児の白骨だった!「いっ…
『バベルの古書 猟奇犯罪プロファイル Book3《肖像》』 阿泉来堂/2024年/336ページ 発売後即重版の注目の「バベルの古書」シリーズ、待望の第3巻! 高校時代からの親友が行方不明になり、独自に行方を探そうとする道警捜査一課捜査支援分析室所属の刑事、天…
『iレディ』 吉村達也/1999年/380ページ 鬼の営業部長と恐れられる今泉謙作がハマった趣味はインターネット上でいい女を演じること! 姿も声も隠したサイバー世界で23歳の美人秘書「松本リカ」になりきる快感を覚えた彼は、ホームページに集うネクラな男た…
『生霊(いきすだま) ささやななえこ恐怖世界』 ささやななえこ/1996年/349ページ 良二に恋い焦がれる浅茅優子の怨霊が“生霊”となって、恋敵の真理子と明美を襲う「生霊」。すさまじい嫉妬から自殺した女子高生の呪いがとりつく「鉄輪」、死霊が籠り復活する「…
『ラスト・メメント 商人と死』 鈴木麻純/2013年/ページ 人が苦手で無愛想。趣味は遺品集めという高坂和泉には特異な能力がある。それは死者の想いを観られるということ。和泉は、ある特別な絵画を報酬に、開かずのアンティークオルゴールの鍵探しをするこ…
『怪談狩り まだらの坂』 中山市朗/2024年/256ページ 怪異蒐集家が厳選して語り継ぐ、本当に怖い怪談実話集。 警察官たちには、そのまま報告書を提出できない説明不可能な事件の記録がある――深夜に起きた交通事故が奇妙すぎる「物損事故」。ある夏の日に、…
『世にも奇妙な物語 北川悦吏子の特別編』 北川悦吏子/2003年/169ページ いつまでもいつまでも、昔の男を待ち続ける純粋で無垢な女の狂気を描いた「昔みたい」、まじめ一徹のサラリーマンが一世一代のダジャレを発表するに至る「つまらない男」、ほんのい…
『こわい本5 執念』 楳図かずお/2021年/384ページ 執念によって心理的に追い込まれていく少女の恐怖を描くミステリー 裕福な家に生まれたものの、母が亡くなり継母に育てられためぐみ。なぜか幼いころからずっと蝶が怖くて仕方なかった。父に連れられ母の…
『おるすばん』 最東対地/2019年/272ページ 「ドロボー」は律儀に呼び鈴を押して訪ねてくる。ドアを開けたら最後、身体の一部をもぎ取られてしまうらしいー。奇怪な都市伝説を聞いた祐子は、幼い姪が最近怯えている、左腕がない「キムラサン」との符合に戦…