角川ホラー文庫全部読む

全部読めるといいですね。読んだ上で、おすすめしたい作品は全力で推します。

シリーズ-顳顬草紙

コメカミ部分をずきずきと苛む、解釈不能の実話怪談集。ラスト1作は反則では!?-『顳顬草紙 歪み』

『顳顬草紙 歪み』 平山夢明/2015年/240ページ ある時、夜中に高野は、半睡半覚で気がつくと腕が伸びていた。腕は壁を抜けて自宅の外まで達し、なにかを掴んだ「腕の魂」。勉強に集中できなくなる度に決まって現れる、自分の姿によく似た幻影「ベンキョー…

実話怪談の新境地? 霊なのかどうかもよくわからない、解釈不能の理不尽な恐怖譚-『顳顬草紙 串刺し』

『顳顬草紙 串刺し』 平山夢明/2014年/304ページ 濃霧の湖の中、兄妹が乗るボートに近づく水音と、湖面から這い上がろうとする手「霧嫌い」。事故で視力を失った鍼灸師が見た、人形の影。その後部屋に立ち篭める異臭の正体とは「蛍火」。八百屋の軒先につ…