随時更新中。抜け・ミス等あればご指摘ください。レビューを書いた作品はタイトル部分にリンクを貼っています。刊行月ごと、著者・編者名五十音順(海外作品は別枠)で掲載。新装版・復刻版はタイトル・内容等、大幅に変更があった場合のみ別途掲載していま…
『乱歩R』 江戸川乱歩(原作)、保志一蔵(ノベライズ)/2004年/350ページ 日本ミステリー界に金字塔を打ち立てた江戸川乱歩の世界が現代によみがえる!名探偵の才能を受け継いだ三代目・明智小五郎が、幼なじみの堀越刑事や初代明智小五郎の助手・小林少年だ…
『枕に足音が聞える 自選恐怖小説集』 森村誠一/1998年/309ページ 霧の中に響く、腐れ橋を渡る妖しい足音……。罪に戦(おのの)く人間の脅えを映す表題作『枕に足音が聞える』をはじめ、家族の団欒に突如“寄生”した老婆の行動を覗く『連鎖寄生眷属』、暗黒の…
『あの夜にあったこと』 大石圭/2012年/384ページ 21歳の優也は、幼なじみの啓太と共に派遣従業員として工場で働いている。異様な愛情を注いでくる母を拒絶しきれない優也。金持ちに敵愾心を抱く父に育てられた啓太。鬱屈した思いを抱えた2人は、裕福な…
『POV~呪われたフィルム~ 赤いコートの女』 鶴田法男、酒巻浩史/2012年/248ページ ある番組に送り主不明の動画が送られてきたことをきっかけに、2人の若手人気女優のまわりで次々怪現象が起きる。そして番組ディレクターが謎の失踪。のこされた映像に映…
『孤島の鬼』 江戸川乱歩/2000年/413ページ 自宅の密室で恋人を刺殺された蓑浦金之助は、彼女が残した謎の系図を手に、死の真相に迫る。何かに導かれるように向かった孤島で金之助を待ち受けていたのは、想像を絶する恐怖だった―。妖気漂う筆致で事件を生…
『少女禁区』 伴名練/2010年/173ページ 15歳の「私」の主人は、数百年に1度といわれる呪詛の才を持つ、驕慢な美少女。「お前が私の玩具になれ。死ぬまで私を楽しませろ」親殺しの噂もあるその少女は、彼のひとがたに釘を打ち、あらゆる呪詛を用いて、少…
『狐花 葉不見冥府路行(はもみずにあのよのみちゆき)』 京極夏彦/2024年/272ページ 美しき死人は誰が為に現れたのか。 作事奉行の娘・雪乃の前に現れた、この世のものとは思えない美しさを持つ萩之介。彼岸花の着物を纏う彼は、”この世に居る筈のない男”だ…
『たてもの怪談』 加門七海/2024年/272ページ 元祖たてもの怪談。加門七海の場所にまつわる最恐怪談実話。 「建物」にまつわる怪しい話が満載の怪談実話集。自身の引っ越しにまつわる不思議な話やオカルト的蘊蓄満載の「引越物語」、自宅での恐怖体験、訪…
『慄く 最恐の書き下ろしアンソロジー』 有栖川有栖、北沢陶、背筋、櫛木理宇、貴志祐介、恩田陸/2024年/336ページ 主役級にこわおもしろいホラー、6作品! 角川ホラー文庫30周年を記念し、最大の恐怖を詰め込んだアンソロジー、待望の第3弾。有栖川有栖×霧…
『アポピスの復活 微生物研究室特任教授・坂口信』 内藤了/2024年/272ページ ”人喰いの怪物”、全国に感染拡大! 「微生物研究×ホラー」戦慄の第2弾 ドロドロに液体化した男性の遺体の一部が都内で発見された。死亡したのは坂口の友人・古屋教授。現場からは…
『メデューサの首 微生物研究室特任教授・坂口信』 内藤了/2024年/336ページ 女刑事×微生物学者のタッグがテロリスト集団を追う、驚愕のサスペンス! 微生物研究者の坂口信は、恩師が遺したウイルスを大学の保管庫で発見する。それはインフルエンザの感染…
『彼岸花』 長坂秀佳/2000年/479ページ 何者かに誘われるように晩秋の京都に出かけた、女子大生の有沙、融、菜つみは偶然、新幹線の中で知り合い、すっかり意気投合する。楽しい旅行のはずだったが、やがて3人は身の毛もよだつ恐怖に、次々と襲われる。追…
『皐月鬼』 田中青蛙/2010年/224ページ “火の山”への旅から戻った妖鬼の皐月と魂追いの少年縁は、再び村で暮らし始めるが、縁は行く先も告げず、ふらりと遠出することが多くなった。あることがきっかけで、一緒に暮らすことになった河童の子ネネは、なぜか…