随時更新中。抜け・ミス等あればご指摘ください。レビューを書いた作品はタイトル部分にリンクを貼っています。刊行月ごと、著者・編者名五十音順(海外作品は別枠)で掲載。新装版・復刻版はタイトル・内容等、大幅に変更があった場合のみ別途掲載していま…
『ホーンテッド・キャンパス 墓守は笑わない』 櫛木理宇/2018年/304ページ 「宝探しに行こう!」黒沼部長の号令で、キャンピングカーを借り山間の集落へ旅にでた、オカルト研究会一同。草食系大学生の森司は、片想いのこよみと狭い車内でドキドキの連続。…
『女たちの怪談百物語』 幽編集部(編)、東雅夫(監修)/2014年/326ページ 古い旅館、月明かりさえ届かぬ地下室。女性作家10人が集った。風が通るはずのない密室で、ろうそくの火が揺れる。誰もいない廊下から、誰かが覗く気配がする。心底恐ろしい百物語会99…
『四段式狂気』 二宮敦人/2014年/256ページ 女子高生のマユリはストーカーに悩み、親友に相談する。マユリを守るためにリョウタは身辺警護を始めるが、2人の行動はなぜか噛み合わない。やがてマユリは犯人に辿り着き、衝撃の真実が明らかになる。しかし、…
『魔女調伏師は闇に笑う 禁忌の魔術』 篠原美季/2016年/272ページ 金髪碧眼の美青年・理人は、現代にも存在する「魔女」の悪事を取り締まる魔女調伏師だ。行方不明の前任者の足取りをつかんだ理人は、旧友で臨床心理士の玲李を誘い、長崎の離れ島へ調査に…
『呪脈の街』 荒川悠衛門/2024年/304ページ ”泣き女”は、全てを知っている――。街に渦巻く怨念の正体とは。 一葉(ひとは)には母と2人だけの秘密があった。正体不明の異形――「泣き女」が見えるのだ。危害を及ぼすでもなくただ街を徘徊するだけの彼女たちと生…
『檻降り騙り』 木古おうみ/2024年/256ページ 『領怪神犯』木古おうみが贈る、極上の浸食系ホラー開幕! 「読みからおはりや、書く遊ばせたまえ、降りおりて、語りかたりましませ」 学校で、居酒屋で、読み聞かせボランティアで、各所で囁かれるその"おまじ…
『ここにひとつの▢(はこ)がある』 梨/2024年/256ページ この■を持っていると、恐ろしいことが起きる。 フリマアプリで、「カシル様専用」として箱を出品すると、必ず落札される――。ある学校で流行っていたちょっとしたお小遣い稼ぎ。しかし、これにはある…
『魔女調伏師(ヘクセンバナー)は闇に笑う』 篠原美季/2016年/258ページ ニコラス・理人・リューディガーは金髪碧眼の美青年。見た目は異国の王子様だが、中身は傲岸不遜な“魔女の専門家”だ。旧友の臨床心理士・都月玲李を訪ねたリヒトは、レイがある殺人事…
『NIGHT HEAD/未来』 飯田譲治/2000年/668ページ 双海芳紀の肉体が崩壊し、意識の力で霧原兄弟に伝えた謎の言葉「ミサキデマツ」。その言葉は何を意味するのか?一方、ARKの奥原晶子は桐華高校に通う天元早紀枝に近づく。早紀枝は自分の感情をまわりに…
『血と薔薇の誘う夜に 吸血鬼ホラー傑作選』 東雅夫(編)/2005年/342ページ 優しく獲物を誘惑しては、首筋に牙をたて甘い鮮血を啜る永却の不死者、吸血鬼。エキゾティックでエロティックなその妖魅は、柴田錬三郎から三島由紀夫まで古今の人気作家たちを魅…
『カタリゴト 帝都宵闇伝奇譚』 柴田勝家/2024年/336ページ 世は大正。華族・堀井三左衛門男爵が何者かに殺された。“華族殺し”を追う探偵・平島はある日、美しい年少浪曲師・湖月と出会う。噂の人攫い“ムカデ伯爵”、堀井邸に現れる“黄金幽霊の首”の謎…次々…
『死に髪の棲む家』 織部泰助/2024年/368ページ 幽霊作家の仕事のため出雲秋泰が訪ねた素封家の屋敷には、死者の口に毛髪を詰めるという奇妙な因習があった。折しも屋敷では身元不明の老人が髪の毛で首を吊る怪事件が発生、秋泰は死体の番をせよと裏山の番…
『秋雨物語』 貴志祐介/2024年/336ページ 最後はすべて絶望。『黒い家』『悪の教典』の著者が紡ぐ4つの地獄譚。 失踪した作家・青山黎明が遺した原稿には、彼が長年悩まされていた謎の転移現象の体験が記されていた。霊能者を招くなど転移が起きないよう試…