角川ホラー文庫全部読む

全部読めるといいですね。おすすめ作品等はリストから

シリーズ-忌談

  全5巻。

生きてても死んでても人は怖い。超自然と現実のガチンコ厭バトル、完結-『忌談 終』

『忌談 終(つい)』 福澤徹三/2015年/208ページ 疎遠だった祖父の葬式に出席した大学生の身体に生じた異変とは(「血縁」)。キャバクラに居た不思議な力を持つ女のその後(「霊感のある女」)。キャンプ場の木に吊るされていた奇妙なロープ(「縊死体のポ…

食品偽装、家族の認知症、早すぎた埋葬…恐怖の質が生々しすぎる厭話シリーズ第4弾-『忌談4』

『忌談4』 福澤徹三/2015年/208ページ 誰もが知る有名ブランドショップで封印された怪異(「九つの御守り」)。凄惨な事故現場、押し潰された車体から発見されたのは(「手」)。吐き気を催す食品偽装の実態(「よだれ肉と注水牛肉」)。SMバーで知りあった女の…

「シリーズものは巻数を重ねるごとに質が落ちる」と作者がボヤき始める第3弾-『忌談3』

『忌談3』 福澤徹三/2014年/208ページ 社内で起きた盗難事件、深夜に現場を撮影したビデオは封印された(「持ち禁」)。売れないキャバ嬢を大金でホテルに誘った客の正体は?(「実験」)。なぜかからみを厭がるAV女優、監督は撮影を強行したが…(「雨女」)。サ…

「一番怖いのは人間」パターンを実話怪談でやってしまった焦土作戦。新境地には違いない-『忌談2』

『忌談2』 福澤徹三/2014年/191ページ 夜な夜なマンションの上の部屋から聞こえる電車の音の正体は(「電車の音」)。就活に悩む女子大生が遭遇した恐怖の体験(「最終面接」)。新米ホストが店からあてがわれた寮の部屋は、なぜか2DKだった(「過去のある部屋…

怖ければ怪奇現象でなくてもOK、 ひたすら厭な話だけを集めた実話集-『忌談』

『忌談』 福澤徹三/2013年/192ページ 上の階に住む同僚の部屋からもれてくる奇妙な物音を聞いたソープ嬢(「水音」)。とんでもなく怖い映像を見てしまったビデオ店店員(「裏ビデオ」)。会う度に顔の変わるキャバクラ嬢(「変貌」)。必ず“出る”から絶対プレイ…