角川ホラー文庫
『夢詣』 雨宮酔/2025年/368ページ 第45回横溝正史ミステリ&ホラー大賞読者賞受賞作! その悪夢、見れば、死ぬ――”順番”が来るまでに、解呪の鍵を探し出せ。 「もうすぐ私が御血をいただける順番です」“死に至る夢”を見ると訴えていた女性と老人が突然死し…
『返校 影集小説』 李則攸・巫尚益(著)、公共電視(監修)、七海有紀(訳)/2021年/320ページ 世界で話題沸騰!台湾発ホラーゲーム「返校」の実写ドラマを完全ノベライズ 世界を魅了した台湾発のホラーゲーム「返校」の30年後の世界を描いた決定版! 劉芸…
『ラヴクラフト恐怖の宇宙史』 H・P・ラヴクラフト+C・ウィルソン(著)、荒俣宏(編)/1993年/647ページ 恐怖小説の極北に怪しく光るラヴクラフトが紡ぐ壮大な幻想世界。そこにはモダン・ホラーの原型ガある。その膨大な作品群から厳選した傑作と奇才コリン・ウ…
『バチカン奇跡調査官 月を吞む氷狼』 藤木稟/2014年/384ページ 春祭で賑わうノルウェーの田舎町で、獣の唸り声が聞こえたかと思うと、忽然として満月が赤く呑まれ、暗闇の広場に轟音が響き渡った。人々が「ラグナロク」という言葉を囁くなか、すぐ側の屋…
『闇吹く夏 シム・フースイversion4.0』 荒俣宏/1999年/345ページ 異常気象―その年、黒く怪しい闇が夏を阻んでいた。雨が降り続け、人々は不安にかきたてられ、東京はカビに覆われようとしていた。時を同じくして、遙か南太平洋では、エルニーニョ現象が起…
『ゾク こわい本6 怪2』 楳図かずお/2025年/368ページ 楳図かずお恐怖の妄想の世界へようこそ。 むつみと俊彦は人もうらやむ恋人同士。ある下校時、俊彦がむつみを崖から突き落としたことにより、頭の上に燃えるような青い火を見るようになってしまった。…
『ココ(上)』 ピーター・ストラウブ/1993年/534ページ その名はココ。残忍な手口でつぎつぎと人を殺し、知るものの恐怖を呼び覚ますもの。マイケル・プールは戦友たちと再会するために、ベトナム帰還兵のパレードに参加していた。再会の喜びとお互いの無事…
『ゾク こわい本5 怪1』 楳図かずお/2025年/336ページ ほほほ。わたしは きれいなのがきらいなのさ。お前にこぶをうつしてやる いとこのアグリの家に世話になるため引っ越してきた優子。アグリには顔にこぶがあり、何かにつけて優子にいじわるをするのだっ…
『粘膜人間』 飴村行/2008年/272ページ 「弟を殺そう」――身長195cm、体重105kgという異形な巨体を持つ小学生の雷太。その暴力に脅える長兄の利一と次兄の祐二は、弟の殺害を計画した。だが圧倒的な体力差に為すすべもない二人は、父親までも蹂躙されるにい…
『黒い童謡(うた)』 長坂秀佳/2003年/389ページ 高時給バイトの募集を見て、明け方の銀座にやってきた孝介。古びた雑居ビルの前に立った時、どこからともなく子供たちの歌声が…。“通りゃんせ”のメロディに乗って行われる恐るべき人体実験とは…!?「春・ず…
『白い封印 美術調律者・影』 著者名/2013年/277ページ 異形の天才芸術家にして父・黒形上との二度の対決を経て、ついに過去、自分の身に起こった忌まわしい事件を思い出してしまった影。さらに、家系にまつわるある血の因縁の存在を知る。そんな中、黒形…
『処刑列車』 大石圭/2005年/384ページ 朝のラッシュアワーを過ぎた頃、東海道本線、小田原始発・東京行きの『快速アクティー』が、茅ヶ崎・平塚間の鉄橋で突如停止した。何者かによって乗っ取られたのだ。『この電車は彼らが占拠した』。自らを彼らと名乗…
『TURN 東京駅おもてうら交番・堀北恵平』 内藤了/2020年/352ページ 生活安全課に研修先を移した新人女性警察官・恵平は、見回り活動中に郊外から来た女子中学生たちと出会う。急な生理で動けなくなった少女を助け、役に立てたと喜ぶ恵平。しかし数時間後…
『黒い楕円 美術調律者・影』 倉阪鬼一郎/2012年/315ページ 自らの作品を呪物と化し、人々を襲った異端の芸術家・黒形上赤四郎。青年画家・影と幼馴染みの光、明兄妹はかろうじてその悪意を退けたが、また新たに不穏な情報がもたらされる。“黒い楕円”をモ…
『身から出た闇』 原浩/2025年/320ページ これは私が、角川ホラー文庫編集部から依頼を受けた連作短編集です。駆け出しの私に依頼が来るだけありがたく、最初は喜んで引き受けた作品でした。しかし、短編を提出するごとに、担当編集の休職が発生している以…
『ライナーゲーム』 最東対地/2025年/368ページ 荒んだ生活を送るメロは、有名実業家が主催するゲーム「FURY RAIL」にエントリーした。賞金は1億円、参加者は各々の出発地点から列車で東京駅を目指す。金さえあればどん底から這い上がれると信じる人々が…
『赤い球体 美術調律者・影』 倉阪鬼一郎/2012年/331ページ 巷で“赤い球体”を見た人々が自我を失い、凶事を起こす事態が発生。それは人気アイドルグループM13の新曲に使われた、ある呪われた芸術作品が原因だった。天才的な美術感覚を持つ青年画家・影…
『山手線デス・サーキット』 藤ダリオ/2011年/256ページ 修平がふと目を覚ますと、そこは山手線電車の中。左には見知らぬ女性。2人は手錠でつながれており、首にはタイマーつきの時限爆弾が仕掛けられていた。通報すれば人質の親友が殺される。ゲームメー…
『ホーンテッド・キャンパス 秋の猫は緋の色』 櫛木理宇/2019年/304ページ 大学祭前。キャンパス内は浮かれた空気だが、オカルト研究会には相変わらず恐怖の依頼が。「彼女の体の痣が、人面瘡になってしゃべり出した」-ほか、頻発する放火現場に現れる猫と…
『エピタフ』 あせごのまん/2006年/325ページ 幼馴染みの一家にまつわる哀しい死の真相に迫る表題作の他、三つの願いを叶えてくれる猿を巡る騒動を描く「ニホンザルの手」、貧しい男が新興宗教の教祖に祭り上げられ次第に壊れてゆく恐怖を綴る「憑」を収録…
『ジュリエット』 伊島りすと/2003年/361ページ 娘と息子を連れ、亡妻との思い出の地である南の島を訪れた小泉健次。彼は、その島にある建設途中のゴルフ場の管理の仕事をすることになっていた。ある日、健次は息子にせがまれて採った貝を貝殻にしようと浜…
『怪談狩り 逆さ煙突』 中山市朗/2025年/256ページ 新聞の長期購読契約を必ず勝ち獲ってくる気弱そうな配達員の話を聞く青年が、ふと奇妙なことに気づく「タザキさん」。お盆の5日間限定で、ある島へ出張を命じられた社員が遭遇する出来事があまりに不可…
『蜘蛛の牢より落つるもの』 原浩/2025年/352ページ 21年前、長野県で起きた集団生き埋め死事件。生き残りの証言によれば、彼らは自ら掘った穴に順番に生き埋めとなっており、それを指示した謎の女がいたらしい。フリーライターの指谷が取材に乗り出すが…
『ゾク こわい本4 恐怖2』 楳図かずお/2025年/384ページ 楳図かずおの愛と哀しみと恐怖の世界へようこそ。 みやこ高校新聞部のエミ子が怪異を追う高校生記者シリーズの中から、映像化された「うばわれた心臓」ほか、「われたつり鐘」「サンタクロースがや…
『ゾク こわい本3 恐怖1』 楳図かずお/2025年/384ページ 楳図かずおの恐怖と妄想の世界へようこそ。 みやこ高校2年生のエミ子は学校新聞部の記者。好奇心旺盛で、いつも奇妙な事件に巻き込まれる――。降霊術をきっかけに女性の執念が甦る「800年のミイラ」…
『ぬばたまの黒女(くろめ)』 阿泉来堂/2021年/320ページ 神出鬼没のホラー作家にして怪異譚蒐集家・那々木悠志郎再び登場!生まれ故郷の村が近隣の町に吸収合併されると知り、十二年ぶりに道東地方の寒村、皆方村を訪れた井邑陽介。妊娠中で情緒不安定の妻…
『ブレア・ウィッチ・ファイル 水底の幽霊/血の悪夢』 ケイド・メリル/2001年/297ページ 一八二五年に川で溺死した十歳の少女アイリーンの事件は、バーキッツヴィルではブレア・ウィッチ伝説の一部であると噂されていた。調査を進めるケイドのもとに一通…
『ブレア・ウィッチ・ファイル 魔女の娘/暗室』 ケイド・メリル/2001年/314ページ 94年、三人の大学生がブレア・ウィッチ伝説に関する映画を撮ろうと森に入り、消息を絶った。翌年、彼らのフィルムだけが発見された…。消えた大学生ヘザー・ドナヒューの…
『失われた少女』 赤川次郎/1997年/355ページ 雪に埋もれた別荘で、ひとり静かに暮らす作家伊波伸二。彼の所に、見知らぬ少女が倒れ込んできた…。それと同じ頃、近くの空家では血痕が発見され、村上・小池両警部が捜査に乗り出していた。実は小池の妻は、…
『夜見師2』 中村ふみ/2017年/288ページ 夜見師・多々良によって自身の呪いが解けた輝。屋敷に祀られている祟り神が封じられた箱の片付けを手伝っていたが、ある日、新しい箱が持ち込まれる。多々良の過去も垣間見える、感動の第2弾! (「BOOK」データベー…