角川ホラー文庫全部読む

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シリーズ-無惨百物語

  全2巻。

シリーズ中ではヌルめの入門編だが、エグい話も粒ぞろい。生々しい家族の悪意に慄然-『無惨百物語 ておくれ』

『無惨百物語 ておくれ』 黒木あるじ/2015年/288ページ 火葬場の煙をビニール袋に入れて遊ぶ幼い息子。特種清掃員の自宅を訪れた老人の霊。最終便のバスに乗ると決まって現れる和服姿の母に似た女…。この世ならざるモノに出会い、常識では理解不可能な事象…

ある時は家族の闇をえげつなく暴き、ある時はなんちゃって怪談で脱力させる。実話怪談集の問題児シリーズ-『無惨百物語 みちづれ』

『無惨百物語 みちづれ』 黒木あるじ/2016年/273ページ “怪異”は、私たちの日常のかたわらに潜んでいる。携帯電話に登録されていた見知らぬ連絡先。不審死が連続するアパートの一室。浴槽の下に落ちていた古びた人形。神社に奉納されていた黒い絵馬。遊園…