シリーズ-幽落町おばけ駄菓子屋
『幽落町おばけ駄菓子屋 異話 夢四夜』 蒼月海里/2017年/208ページ 優しかった飼い主が亡くなり、保健所に連れて行かれそうになって家から逃げだした、一匹の黒猫。街をさまよい大怪我を負った猫の命を救ったのは“水脈”と名乗る美しい人だった。「幽落町」…
『幽落町おばけ駄菓子屋 春風吹く水無月堂』 蒼月海里/2017年/208ページ 迷子になった少年が手にする、観覧車が写る古い写真に遺された曾祖父の想い。鷽替え神事で賑わう亀戸辺りに現れた廃線になった都電の未練。そうしたアヤカシたちの憂いをはらす水脈…
『幽落町おばけ駄菓子屋 星月夜の彼岸花』 蒼月海里/2016年/208ページ 夏休みを持て余していた御城彼方は、水脈や真夜と一緒に湘南の海に出かける。しかし、水脈の目的は江の島に来ている忍に会う事だった。忍となぜか一緒にいた朱詩と合流した彼方たちは…
『幽落町おばけ駄菓子屋 夕涼みの蝉時雨』 蒼月海里/2016年/208ページ 大学生の御城彼方は、あの世とこの世の境界に存在する幽落町に下宿し、駄菓子屋“水無月堂”の店主で大家でもある水脈さんとアヤカシたちの憂いを解決する日々。ある日、駄菓子屋の用心…
『幽落町おばけ駄菓子屋 晴天に舞う鯉のぼり』 蒼月海里/2016年/202ページ 御城彼方は、大学2年生になった。生身の人間ながら、人ならざるものが住む常世の町「幽落町」に下宿して、2年目の春。のんびりキャンパスを歩いていたら、突然ハーレーに乗った都…
『幽落町おばけ駄菓子屋 春まちの花つぼみ』 蒼月海里/2015年/201ページ 新しい年が明けた。冬から春に向かうにつれ、御城彼方の心にはチクチクと棘のように刺さるものがある。それは幽落町での生活のこと。去年の春、彼方は生身の人間でありながら常世の…
『幽落町おばけ駄菓子屋 たそがれの紙芝居屋さん』 蒼月海里/2015年/208ページ 秋が深まり、アヤカシの住む幽落町にも冬が近づいてきた。次の春までの期間限定で、渋々ながら常世の住人になったはずの御城彼方も、下宿アパートの大家さんで駄菓子屋“水無月…
『幽落町おばけ駄菓子屋 夏の夜空の夢花火』 蒼月海里/2015年/192ページ 黄昏と境界の街、幽落町に夏がやってきた。訳あって1年間限定で、おばけや妖怪たちと同じ“常世の住人”になってしまった僕・御城彼方も、大学に入って初めての夏休みを満喫していた。…
『幽落町おばけ駄菓子屋 思い出めぐりの幻灯機』 蒼月海里/2014年/205ページ 東京の有楽町と間違えて、おばけの町―幽落町に引っ越した僕・御城彼方。生身の人間なのに“あの世”と“この世”の中間の不安定な存在として、この町で1年間暮らさなければならなく…
『幽落町おばけ駄菓子屋』 蒼月海里/2014年/205ページ このたび晴れて大学生となり、独り暮らしを始めることになった僕―御城彼方が紹介された物件は、東京都狭間区幽落町の古いアパートだった。地図に載らないそこは、妖怪が跋扈し幽霊がさまよう不思議な…