『美食亭グストーの特別料理』 木犀あこ/2019年/288ページ グルメ界隈で噂の店、歌舞伎町にある「美食亭グストー」を訪れた大学生の一条刀馬は、悪魔のような料理長・荒神羊一にはめられて地下の特別室「怪食亭グストー」で下働きをすることになる。真珠を…
『余は如何にして服部ヒロシとなりしか』 あせごのまん/2005年/196ページ クリクリとよく動く尻に目を射られ、そっと後をつけた女は、同級生服部ヒロシの姉、サトさんだった。ヒロシなら、すぐ帰ってくるよ―。風呂に入っていけと勧められた鍵和田の見たも…
『バイオハザードⅢ』 キース・R・A・デカンディード(著)、富永和子(訳)/2007年/382ページ T・ウイルスの感染により、世界はアンデッドで埋め尽くされた砂漠と化す。アリスはアンブレラ社に監視衛星で追跡・コントロールされていることを知り、仲間たちから離れ…
『塔の物語 異形アンソロジー タロット・ボックスⅠ』 井上雅彦(編)/2000年/305ページ 私は、今ここに、少年の日の密かなる愉しみを再現しようとしているのかもしれない。タロット・カードを創ろうというのである。テラー博士よろしく、オムニバスの物語を…
『うろこの家』 皆川博子(文)、岡田嘉夫(絵)/1993年/273ページ 美しい言葉たちに導かれて、怪異の世界に踏み入り、妖しい絵に背を押されて、恐怖の扉を開ける……。安土桃山時代の振袖鼠、琉球の紫の小蟹、マハラジャの黒い面紗(ヴェール)の王妃、アールデコ…
『祟られ屋・黒染十字 京の都に天狗は踊る』 敷島シキ/2021年/288ページ 京都を覆う天狗の祟りを祓え! 傷を抱えたバディの謎解きホラーミステリ 「祓って流そう――祟りも、想いも」 元バチカン最強の祓魔師・黒染と、お人好しカウンセラーの白崎が営む「祟…
『祟られ屋・黒染十字 その呪い、引き受けます』 敷島シキ/2020年/288ページ お人よしカウンセラー・白崎の元に痩せ細った女性患者がやってきた。ところが助言に激昂した彼女は呪いの言葉を残し去る。夜、ふと目を覚ました白崎が見たのは、床を蛇のように…
『なぞとき紙芝居 思い出の幽霊』 中村ふみ/2015年/240ページ 高校生の木崎奏が近ごろ親しくなった年上の友人・御劔耕助は、物語を考え、絵を描き、自分で上演する紙芝居屋だ。ただし観客のニーズに応じないバッドエンド仕様が祟って、まったく商売にはな…
『ゆうずどの結末』 滝川さり/2024年/304ページ 「こんな結末は耐えられない」絶対に読んではいけない、禁忌の本が誕生。 こんな結末は耐えられない――。大学に入学して3か月、菊池斗真はサークルの同級生・宮原の投身自殺を目撃してしまう。死因に不審な点…
『ビンゴ』 吉村達也/2005年/562ページ 東北の小さな高校で一人の女子生徒が首を吊った。黒板には、誰が書いたか席割りと同じ5×5のビンゴの図。その中央が彼女の席だった。森に響き渡る「リーチ!」「ビンゴ!」の声。そして、恐怖が始まった。 (Amazon…
『白い少女』 桂千穂/1995年/178ページ うだつのあがらない新進カメラマンの正彦が、踏切事故の現場で出会った不思議な少女・裕美子。彼女を写真に撮るうちに、雅彦は写真家として成功していく。しかしその代償として雅彦に課せられた運命とは……?少女の妖…
『バチカン奇跡調査官 闇の黄金』 藤木稟/2011年/320ページ イタリアの小村の教会から申告された『奇跡』の調査に赴いた美貌の天才科学者・平賀と、古文書・暗号解読のエキスパート、ロベルト。彼らがそこで遭遇したのは、教会に角笛が鳴り響き虹色の光に…
『甘い監獄』 大石圭/2014年/320ページ お見合いで知った双葉に惹かれる慶太。双葉によって嗜虐性に目覚めた慶太は、出会った日から彼女に陵辱の限りを尽くす。結婚して2ヶ月後、その夜がくるまでは…(「いじめたくなる女」)。「夫婦交換をしてみない?」結…
『こわい本4 呪縛』 楳図かずお/2021年/368ページ これは呪いか、愛か――あなたを捕らえて離さない楳図かずおの恐怖譚 人の身体に巣食う恐ろしい蜘蛛に捕らわれた、美しい姉妹が味わう恐怖を描く「紅グモ」。すべて競い合ってきた兄弟の憎悪の深さに震撼す…