『忍びの森』 武内涼/2011年/486ページ 時は戦国。織田の軍に妻子を殺された若き上忍・影正は、信長への復讐を誓い紀州をめざす。付き従うは右腕の朽麿呂、くノ一の詩音ら、一騎当千の七人。だが山中の荒れ寺に辿りついた彼らを異変が襲う。寺の空間が不自…
『幽落町おばけ駄菓子屋 星月夜の彼岸花』 蒼月海里/2016年/208ページ 夏休みを持て余していた御城彼方は、水脈や真夜と一緒に湘南の海に出かける。しかし、水脈の目的は江の島に来ている忍に会う事だった。忍となぜか一緒にいた朱詩と合流した彼方たちは…
『ホーンテッド・キャンパス 死者の花嫁』 櫛木理宇/2013年/352ページ 大学生が一番ときめく季節、夏。雪越大学オカルト研究会では、夏合宿をすることに!幽霊が視える草食男子大学生・森司も、片想いの美少女こよみとのお泊まりを夢見て、試験勉強に励む日…
『幽落町おばけ駄菓子屋 夕涼みの蝉時雨』 蒼月海里/2016年/208ページ 大学生の御城彼方は、あの世とこの世の境界に存在する幽落町に下宿し、駄菓子屋“水無月堂”の店主で大家でもある水脈さんとアヤカシたちの憂いを解決する日々。ある日、駄菓子屋の用心…
『二色人(ニイルピト)の夜 シム・フースイVersion2.0』 荒俣宏/1993年/383ページ この世でもっとも呪わしいもの―、魂が心安らぐべき場所を脅かす悪魔。広告代理店に勤める鉅賀くみ子は都会の喧騒を離れ、南海の楽園・石垣島に来ていた。ところが、青空のも…
『幽落町おばけ駄菓子屋 晴天に舞う鯉のぼり』 蒼月海里/2016年/202ページ 御城彼方は、大学2年生になった。生身の人間ながら、人ならざるものが住む常世の町「幽落町」に下宿して、2年目の春。のんびりキャンパスを歩いていたら、突然ハーレーに乗った都…
『不滅の愛(上)』 クライヴ・バーカー/1995年/500ページ うだつのあがらぬ中年男ランドルフ・ジェフィは世界を支配するほどの男になりたいと野心を抱きながらも、郵便局で上司にへつらい、配達先不明の郵便物から、小金や小切手を漁る毎日を送っていた。…
『幽落町おばけ駄菓子屋 春まちの花つぼみ』 蒼月海里/2015年/201ページ 新しい年が明けた。冬から春に向かうにつれ、御城彼方の心にはチクチクと棘のように刺さるものがある。それは幽落町での生活のこと。去年の春、彼方は生身の人間でありながら常世の…
『悪魔のワイン』 和田はつ子/2006年/215ページ 第一の殺人現場には、血痕がついたブドウ畑の絵葉書が遺されていた。第二の殺人は、毒入りワインによるものだった。そして第三の殺人では、被害者の頭部が切断され、ワインで煮込まれていた。次々に起きる連…
『幽落町おばけ駄菓子屋 たそがれの紙芝居屋さん』 蒼月海里/2015年/208ページ 秋が深まり、アヤカシの住む幽落町にも冬が近づいてきた。次の春までの期間限定で、渋々ながら常世の住人になったはずの御城彼方も、下宿アパートの大家さんで駄菓子屋“水無月…
『8番目のマリア』 美輪和音/2014年/301ページ 目覚めると7角形の部屋にいた中学時代の同級生7人に、仮面をかぶった人物が告げる。「皆様方のチャクラには悪しきカルマが蓄積しています。7人に共通する罪を告白して浄化するとともに、罪の主犯を多数決で決…
『幽落町おばけ駄菓子屋 夏の夜空の夢花火』 蒼月海里/2015年/192ページ 黄昏と境界の街、幽落町に夏がやってきた。訳あって1年間限定で、おばけや妖怪たちと同じ“常世の住人”になってしまった僕・御城彼方も、大学に入って初めての夏休みを満喫していた。…
『幽霊詐欺師ミチヲ 招かざる紳士淑女たち』 黒史郎/2011年/248ページ 今晩、寝室に次々と女(幽霊)がやって来る。お前は彼女たちを抱きしめ、一人残らず昇天させてやるんだよ―図らずも幽霊詐欺師の道を歩き始めたミチヲは、怪しげなホテルで出会った謎のイ…
『幽落町おばけ駄菓子屋 思い出めぐりの幻灯機』 蒼月海里/2014年/205ページ 東京の有楽町と間違えて、おばけの町―幽落町に引っ越した僕・御城彼方。生身の人間なのに“あの世”と“この世”の中間の不安定な存在として、この町で1年間暮らさなければならなく…